看板の設置をお考えの方!耐用年数について紹介します!

Posted on 12月 20th, 2020

「お店用の看板を立てようかな」
このようにお考えの方はいらっしゃいませんか。
また、看板を立てるにあたって耐用年数も気になるのではないでしょうか。
そこで今回は、看板の耐用年数について紹介しましょう。

□耐用年数と耐久年数について

何年使い続けられるかによってサイズや種類を決められる方も多いと思います。
皆さんは、耐用年数と耐久年数の違いをご存知でしょうか。
どちらも看板がどれくらいもつかを表す数字のように思いますよね。
しかし、この2つには明確な違いがあります。
では、どのような違いがあるのでしょうか。
耐用年数とは、看板を資産として扱える年数を指します。

実は、看板はお店や会社の資産の1つとして減価償却の対象となるのです。
そのため、耐用年数とはあくまでも減価償却できる年数であり、壊れたり使用できなくなったりするまでの期間を表しているわけではありません。
一方、耐久年数とは皆さんが想像していた通り、使用できる期間の目安を指します。
そのため、耐久年数を参考に買い替えのタイミングを考えると良いでしょう。

□具体的な耐用年数について

看板にもいくつか種類があります。
そして、耐用年数も看板の種類によって異なります。
そのため、ここでは種類別の耐用年数について紹介しましょう。
店の前でよく見かけるような、スタンド看板の耐用年数は3年です。
木製の手書き看板など、固定されておらず、簡単に持ち運びが可能なものを想像してください。

また、電飾スタンド看板も同様に3年です。
こちらも固定はされず持ち運びが簡単なものですが、明かりが点くような仕組みになっているスタンド看板はこちらに分類されます。
スタンド式で、固定されておらず簡単に移動させられる看板は、耐用年数が3年という風に覚えておくと良いかもしれません。

では、固定されている看板はどうでしょう。
結論から言うと、耐用年数は長くなります。
ビルの壁面に突き出すように設置する袖看板や突き出し看板は、耐用年数が18年です。
また、看板自体が独立している野立て看板やタワー型自立看板、ビルの屋上に立っている塔屋看板は20年とされています。

しかし、液晶モニターを使用したデジタルサイネージは耐用年数に注意しましょう。
皆さんはデジタルサイネージを駅の柱や壁などでよく見かけるのではないでしょうか。
この看板は2種類存在し、スタンド看板のようなスタンドタイプと壁面などに埋め込むタイプがあります。
これらはそれぞれ耐用年数が異なっており、一般的にスタンドタイプは3年、埋め込み式は18年です。
しかし、これらの判断は場合によって異なります。

自分たちだけで耐用年数を判断せずに、専門的な知識を持った人にきちんと確認しましょう。

□まとめ

今回は、看板の耐用年数について紹介しました。
看板が減価償却の対象の間は経費として申告が可能です。
しかし、耐用年数と耐久年数を同じ意味だと勘違いしている方が多いと思われるため、注意してください。