看板を新しく設置したい!知っておきたい法律について解説します

Posted on 8月 28th, 2020

「看板を新しく設置したい」
「看板を設置する際に確認する法律にはどのようなものがあるの」
このような悩みをお持ちの方はいらっしゃいませんか。
今回は、看板を設置する際に知っておきたい法律について紹介します。

□看板を設置するために確認する法律について紹介

看板を設置する際に、チェックしたい法律には次のようなものがあります。

*屋外広告物条例

これは、野外に設置する看板に関係するルールを定めている法律です。
この法律は、景観や公衆を守るために作られているため、国が定めるのは大枠のみで、細かいルールは都道府県や政令都市がそれぞれ定めています。
そのため、細かいルールはそれぞれ看板を設置したい自治体に問い合わせる必要があります。

例えば、住宅専用地域での看板設置の禁止、指定された地域への看板設置の規制等が挙げられるでしょう。
もし、条例に違反している場合は除去の命令が出されたり、場合によっては強制除去が行われたりする場合があるため注意が必要です。

*建築基準法

もし、看板が4メートル以上の大きさである場合は、建築基準法によって制限があるため、確認が必要です。
4メートルを超える大型の看板を設置するためには、工作物確認申請と呼ばれる手続きをする必要があります。
申請をするためには、以下の書類が必要であるため確認しましょう。

・許可申請書
・建築工事届
・構造計画書、構造詳細図、配置図、断面図
・手数料

これらの書類を揃えて、看板を設置したい場所がある自治体の役場の建築指導課に提出します。
詳細については、直接建築指導課に問い合わせましょう。

*道路法

道路は公共物であるため、看板が道路まではみ出てしまう場合は許可が必要です。
また、許可を得て看板を道路にはみ出して設置できても、毎年一定の金額を道路占有料として納める必要が生じます。
万が一違反が起こると罰金や懲役などの罰則があるため、しっかりと確認して許可を取るように注意しましょう。

□看板の設置で行政に許可を得る必要があるケースとは?

看板のサイズや設置場所によっては、行政から許可をもらう必要がある場合があります。

例えば、看板が公道まで伸びていてはみ出してしまうケースが挙げられるでしょう。
この場合は、道路占用許可と道路使用許可の2種類の許可の申請が必要になります。
これには、スタンド式の看板や袖看板も含まれます。
そのため、看板のスタイルに関わらず一度チェックするのがおすすめです。

□まとめ

今回は新しく看板を設置したいと考えている方に向けて、チェックしておきたい法律について紹介しました。
ルールに沿った看板を立てて、ビジネスに役立てましょう。